1. 来院前

検査当日は食事をしないで来院してください。水およびお茶は飲んでいいただいてかまいません。

2. 受付・問診（15～30分）

• 受付: 施設に到着後、まず受付をします。必要な書類（問診票など）を提出します。
• 問診票: 健康状態や既往歴、生活習慣（喫煙歴、飲酒歴、運動習慣など）、家族歴（心臓病の有無）などの質問を答えたものをご用意ください。問診表は事前にこちらからダウンロード可能です。特に胸痛や息切れなどの症状があれば、その旨も伝えましょう。
• 受付後は個室の待合室にて待機いただきます。

3. 身体測定（5～10分）

• 体重・身長の測定: 健康状態を評価するために、身長や体重を測定します。
• 血圧測定: 高血圧は心臓病のリスク要因となるため、血圧を測定します。

4. 血液検査（10～15分）

• 採血: 血液を採取し、血糖値、コレステロール値、肝機能、腎機能などを調べます。特に「LDL（悪玉）コレステロール」「HDL（善玉）コレステロール」「トリグリセリド（中性脂肪）」などは心臓病のリスク因子として重要です。

5. 心電図検査（5～10分）

• 心電図の記録: 手足と胸に電極をつけ、心臓の電気的活動を記録します。これにより、心臓のリズムや異常がないか確認します。痛みはありません。

6. 胸部X線（5～10分）

• X線撮影: 胸部のレントゲン撮影を行います。これにより、心臓や肺の大きさ、形、異常がないかをチェックします。

7. 動脈硬化症検査（10～15分）

• 動脈硬化の評価: 血管の硬さや血流の異常を調べるための検査です。特に「ABI（足関節上腕血圧比）」や「CAVI（動脈硬化指数）」などを測定し、動脈の健康状態を評価します。これにより、心血管疾患のリスクが高まっているかを確認できます。

8. 超音波（エコー）検査（30～40分）

• 心臓の超音波検査: 超音波を使って、心臓の構造や機能、血流を調べます。心臓の動きや血液の流れをリアルタイムで確認できます。痛みはありません。
• 頚動脈の超音波検査: 超音波を使って、頸動脈の動脈硬化、血流を調べます。動脈の血液の流れをリアルタイムで確認できます。痛みはありません。

9. オプション検査

• 負荷心電図（運動負荷試験）（30分）
  心臓に負担をかけることで、心電図を通じて心臓の反応を調べます。胸が痛む方や動いたときに胸の違和感がある方におすすめです。狭心症や心筋梗塞の精密検査の一つです。通常、自転車をこいで行うエルゴメーターを使用します。運動が難しい場合や、リスクが高い方にはこの検査ができない場合があります。

• ホルター心電図（24時間）
  不整脈の検査です。通常は動悸や脈が飛ぶなどの不整脈の症状が伴う場合に行います。小型の心電図機器を胸に取り付け、24時間心電図データを記録します。この検査は、運動中や睡眠中に起こる不整脈やその他の異常をチェックするために使用されます。
  ※24時間装着する必要があるため、翌日機器を返却に来ていただく必要があります。

• 睡眠時無呼吸簡易検査
  夜間にいびきが気になる方、日中眠気がある、集中できないなどの症状がある方におすすめです。睡眠時無呼吸症候群も心臓血管病の原因になります。夜間に小型の無呼吸簡易検査キットを装着して眠っていただき、後日解析結果を送付いたします。

10. 医師による診察・説明（15～30分）

検査結果をもとに、医師が総合的に診断を行います。結果について詳しく説明し、必要に応じて今後の治療方針や生活習慣の改善点をアドバイスします。

11. 会計

医師の診察後、会計となります。当院はクレジットカード、現金での対応が可能です。